在庫回転率とは？詳しくお伝えします。

在庫回転率とは？

まず、在庫回転率とは在庫として保管されている商品の金額、実際に販売され、その商品の原価の金額を比べることで、

在庫商品が何回転入れ替わったのか表す指標のことですが

在庫回転率は以下の式で求めることができます。

在庫回転率＝期間中の出庫金額／期間中の平均在庫金額
在庫回転率は金額または数量で求めることができるのですが、月ごとに商品の出荷や売上記録があると思います。
金額のほうが計算しやすいかもしれませんが、しかし、ユーザーからの商品を預かっていたり、工程で使って
いる商品やパーツなどのひとつを調査したいときは、金額の把握は難しいので、数量で在庫回転率を計算します。

平均在庫金額とは、在庫回転率を調べる期間の平均のことで、決算書から1年間の在庫回転率を洗い出す場合は、

期首の棚卸資産の金額と期末の棚卸資産の金額を使う事にないます。

例えば、2018年の在庫金額を計算する場合は次のようになります。

2018年の平均在庫金額＝（2017年の棚卸資産金額＋2018年の棚卸し資産金額）÷２

棚卸資産の金額とは、在庫となっている商品の金額の合計になります。

例えば、常時、在庫を1000万円所有している業者、つまり棚卸資産1000万円の業者の在庫が全て売り切り1000万円の売上があるとすれば、

上の売上原価は1000万円となり、在庫回転率は１となります。

また、在庫回転率10回転というのは、棚卸資産1000万円の業者の在庫1000万円が1年間で10回全部売ることができているということを指しています。

自社だけの在庫回転率では低いのか高いのかの判断がつきませんので、他社の在庫回転率を調べ、比較することで低いか高いかを判断しながら、対策をすることが大事です。

在庫回転率は、大きいほど在庫が保管の期間が短く、且つ効率が良いと判断できます。
でも、品切れのリスクもでてきますので、回転率が多いというのも問題かもしれません。
在庫回転率しっかり把握することで、滞留在庫の改善に繋がりますので

ぜひ意識してほしいですね。